南吉と安城 〜今のまちと南吉のかかわり〜
市内各所にある、南吉ゆかりのスポット。
面影にふれ、作品の世界を感じ、足跡をたどりながら、「南吉めぐり」に出かけてみてください。
市内各所にある、南吉ゆかりのスポット。
面影にふれ、作品の世界を感じ、足跡をたどりながら、「南吉めぐり」に出かけてみてください。
南吉が教師をしていた安城高等女学校があった場所にある小学校です。安城高等女学校が県立安城高等学校となり赤松町へ移転した後、昭和55年に創立されました。校内には、児童の原画から作られた南吉作品のステンドグラスが飾られ、絵本やDVDの見られる「南吉ルーム」があるほか、総合学習でも南吉について学んでいます。『ごんぎつね』の一場面を再現した庭園「南吉のうた」や、安城高女址の石碑もあります。
なお、南吉顕彰第1号碑「ででむし詩碑」は南吉の死後5年経って、同僚の先生や教え子たちによって安城高等女学校に建立されました。安城高校が赤松町に移転した際に、このででむし詩碑も移転されましたが、南吉の生誕百年を機に元の桜町に戻すこととなりました。新田町の南吉の下宿先と合わせて、南吉の通勤路の起終点が整備されたこととなりました。
●住所/安城市桜町15-5
●URL/http://www.anjo.ed.jp/~sakuramachi/
南吉が教師として勤めていた安城高等女学校の後身である安城高等学校の中庭に、平成25年の生誕百年を記念して、新美南吉生誕百年記念碑を建碑しました。同校は平成24年に生徒有志による「新美南吉生誕百年記念碑碑文検討会」を立ち上げ、南吉の安城時代の作品を中心に、碑文として刻むにふさわしい文章の検討を行い、1・2年生全員による投票により碑文を選定しました。
碑文は、「君達も大きくなると 一人一人が旅をしなきやならない 旅人にならなきやならない」という、昭和14年に書かれた『寓話』の一部です。
●住所/安城市赤松町大北103
●URL/http://www.city.anjo.aichi.jp/shisei/nankichi/hyakunenkinenhi.html
昭和14年4月から昭和17年終わり頃まで南吉が下宿をしていた「新田の宿」、大見家が今も残っています。南吉は左手の格子窓の部屋を借り、ここから歩いて安城高等女学校へ通勤していました。部屋は八畳一間で二方が廊下になっていて、下宿代は電燈代を含め2円90銭であったことが日記などに書かれています。
※見学を希望される場合はなるべく午前10時から午後3時までの時間でお願いします。また、見学は自由ですが住宅街にある個人の所有物件ですので、ご配慮いただけますようお願いします。
※南吉の下宿先には駐車場がありません。新田ふれあい広場の駐車場をご利用ください。詳しくは下記URLをご覧ください。
●住所/安城市新田町出郷37
●URL/https://www.city.anjo.aichi.jp/shisei/shisetsu/kyoikushisetsu/maibun-kyuniminankichigesyukusaki.html